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法律学講座2022年度

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法律学講座2022年度「現代の犯罪と刑法の課題」

現行刑法は明治40(1907)年に制定されたもので、その大部分は現在まで妥当していますが、犯罪やそれに対する社会の捉え方の変化などに応じて、運用は変わり、とくに近年、大きな注目を集める改正もなされるようになっています。本講座では、4つのトピック―SNS上の誹謗中傷対策、精神障害と刑罰、薬物使用者の処罰と処遇、性犯罪規定の改正―をとりあげて、現代の犯罪の諸相をとらえつつ、刑法が直面する課題に向き合います。
フライヤー

開催時間

14:00~16:00(13:00開場)

開催方法
(ハイブリッド開催)

オンライン(Zoomウェビナー)および慶應大阪シティキャンパス会場(会場定員25名程度)
会場参加者はコロナ禍対策にご協力ください。状況によってはオンライン開催のみに変更する場合があります。
※受講登録者向けに、見逃し配信(期間限定)を予定しています。

受講料

各回1,500円(税込み)
*オンライン参加の場合は、1つのお申込みにつき、1デバイスでの接続をお願いします。

申込み方法

Web申込

申込み締切

各回開催日直前の火曜日まで

※第1回講演(亀井先生1/21開催)の申込は1/18(水)まで延長いたします。


申し込み要領

● 講座開催スケジュール

第1回「SNS上の誹謗中傷対策」  亀井 源太郎   2023年 1月21日(土)
第2回「精神障害と刑罰」     竹川 俊也    2023年 2月 4日(土)
第3回「薬物使用者の処罰と処遇」 小池 信太郎   2023年 2月18日(土)
第4回「性犯罪規定の改正について」佐藤 拓磨    2023年 3月18日(土)

  1. 申し込み登録(Web登録)※全講演の申込受付は締め切りました。
  2. 受講料お支払いのご案内メールを受信
    受講申込(Web登録)をすると、ご登録のメールアドレス宛に「受講料お支払いのご案内メール」が自動配信されます。メール記載内容をご確認のうえ、指定期日までに指定口座へお振込みください。ご入金は、必ず受講申込されたお申込者様の名義でお願いいたします。
    ※お振込み手数料はご負担願います。クレジット決済のお取り扱いはございません。一旦納入された受講料は返金できませんので予めご了承ください。
    ※お振込みが期日より遅れる場合は、「講座料お支払いのご案内メール」に折り返しお振込み予定日をお知らせください。
  3. 受講料の支払い
    申し込み登録は受講料の納入をもって確定となります。
    受講料のご入金が確認できた方宛に、講座開催日直前の木曜日までに「受講登録完了のご案内」をメールします。
    講演前日の正午までに「受講登録完了のご案内」メールが届かない場合は、KOCC事務局(tel 06-6359-5547 受付時間:12:00~17:00)へお問合せください。なお、メールによるお問合せにはお時間を頂戴しますことを予めご了承ください。
  4. 当日、講座を受講
    オンライン・会場ともに13:00開場です。

    オンライン受講

    Zoomウェビナーによるライブ配信
    ※Zoomウェビナーの事前登録が必要です。

    Zoomウェビナー登録 ~ 開催当日までの流れ ※お申込み前に必ずご一読ください。

    会場受講

    会場参加者はコロナ禍対策にご協力ください。状況によってはオンライン開催のみに変更する場合があります。

    感染防止対策への協力のお願い ※ご来場前に必ずご一読ください。

見逃し配信(アーカイブ配信)について

各講演毎に、記録動画をアーカイブ配信いたします(講演翌週に配信予定)。開催日当日の生配信時に正常に視聴できなかった方、見逃した方は、アーカイブ配信をご覧ください。
なお、アーカイブ配信動画は、2週間程度の配信終了期限まで何度でも視聴できます。

【注意事項】

個人情報の取り扱いについて

お申し込みにあたってお知らせいただいた氏名、住所、メールアドレスなどの個人情報は、「慶應義塾個人情報保護基本方針」に基づくとともに「慶應義塾個人情報保護規程」を遵守し、適正かつ安全に利用、管理してまいります。

お問い合わせ先・アクセス

慶應大阪シティキャンパス(KOCC)事務局
〒530-0011 大阪市北区大深町3番1号
        グランフロント大阪 ナレッジキャピタル(北館タワーC 10階)
TEL:06-6359-5547(平日9:30-17:30)
FAX:06-6359-5548

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講座開催日程

日時

講師

内容

2023年
1月21日(土)
14:00~16:00

亀井 源太郎

慶應義塾大学法学部教授

「SNS上の誹謗中傷対策」

近年、多くの人がSNSを利用し、SNSは多くの人の生活と密接不可分な関係にあります。他方、SNSを舞台とした誹謗中傷も存し、誹謗中傷を苦として死を選ぶ痛ましい事件が生じていることも周知のとおりです。2022年には、誹謗中傷対策の一環として侮辱罪の法定刑を引き上げるという刑法改正が行われました。本講演では、この刑法改正に至る過程を解説しつつ、残された課題を考えることとします。

2023年
2月4日(土)
14:00~16:00

竹川 俊也

慶應義塾大学大学院法務研究科専任講師

「精神障害と刑罰」

世間の耳目を集めるような重大事件の多くでは、被告人の精神障害が犯行に影響を与えていたとして責任能力が争点となります。たとえば死刑求刑事案では、責任能力の程度が死刑、無期、無罪とその罪責を大きく左右することになるからです。犯行時に責任能力が減退していた場合に刑罰が減じられる根拠は何か、また、いかなる基準によって責任能力の有無や程度が判断されているのか―裁判員裁判における判断と上訴審の対応に関する近時の実務動向にも目を配りつつ、現在の議論状況を概観します。

2023年
2月18日(土)
14:00~16:00

小池 信太郎

慶應義塾大学大学院法務研究科教授

 ※開催日の訂正:第3回開催日(小池先生)は 2/25 2/18(土)です。

「薬物使用者の処罰と処遇」

日本の刑事司法は違法薬物の自己使用を犯罪として厳しく取り締まり、一定の成果を上げてきましたが、その一方で、薬物依存は病気であり、刑罰だけで再使用を防ぐことはできません。そこで、近年、薬物使用者に刑事責任を問いながら、その機会を治療に結びつけることが模索されており、その観点から注目される刑法改正も実現しています。本講演では、それらの改正に目を向けつつ、薬物使用者の処罰と処遇のあり方を展望します。

2023年
3月18日(土) 
14:00~16:00

佐藤 拓磨

慶應義塾大学法学部教授

「性犯罪規定の改正について」

2017年に刑法の性犯罪規定の改正が行われましたが、同改正法附則に定められた3 年後見直し条項に基づき、現在、新たな改正に向けた議論が行われています。論点は、暴行・脅迫要件等の見直し、性交同意年齢の引き上げ、異物挿入行為の法的位置づけの見直し、グルーミング行為の犯罪化、撮影罪の新設、公訴時効期間の延長など多岐にわたります。本講座では、実体法に関する論点を中心に、その内容と議論の動向について解説します。


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